発泡スチロールで原型(母型)を作る

ここで言う「原型」とは、FRP、GRCの製品を作るための
原寸で同じ形状をしたものを言います。
これは「母型」いう言い方をします。
単品の製品なら、直接、凹型の型枠で製品を作りだすことは
弊社の得意とする分野です。
しかし、同じ形状のものが数個必要な場合(既製品のような場合は別)
ゴム型等の転用に耐えうる型枠を作る出すための最初の原型が「母型」です。

現在、いろいろな素材での母型は制作されています。
そのなかで発泡スチロールを使って制作しているところは少ないと思います。
なぜか?ノウハウがないことは当然ですが、
発泡スチロールでそれだけの精度のあるものが作れないと考えている人が
多いということです。
弊社の実績等をご覧頂ければ説明の必要も無いとは思いますが、
発泡スチロールにも硬さで数段階の種類もありますし、
類似の発泡ポリスチレンを使用することで、
かなり細かい仕事まで可能です。
図面を頂いてそれを製品化することのも
ありますが、±1m/m程度までの精度は追求可能です。
(押せばへこむ材料ですので,実際は±1m/mもアバウトではありますが)

また、発泡スチロールという素材は現状、母型につかわれている各種素材の
特徴をそれぞれの素材にはかなわないものの、
ある程度の及第点をクリアーするというところも見逃せない特徴です。
木製のような硬い素材が得意な通ったラインや、きれいな角を出すこと。
これは硬さの調節や丁寧なペーパーがけによって表現できます。
粘土のような柔らかい素材が得意な3次曲面、きれいなラインは
これは制作者側のテクニックと加工ノウハウでいくらでも表現できます。
切ったり削ったり付けたりが比較的簡単にできる石膏が手間のかかる部分として
ある程度の形をつくために別に凹型が必要であったり、また乾燥に時間がかかったり、
取り扱いにはかなり高度な技術が必要であったり等あります。
制作テクニック的なことでは同じですが、
その他の項目では完全に発泡スチロールの方が勝っています。

また、大きいものなると結構な重量になりますので、
これも発泡スチロールが優位な点です。
これらのそれぞれの特徴的な優位性を兼ね備えているものはなかなか無いと思います。
このような特徴があり、素材の価格も比較して安価です。
その部分のみ比較しても相対的に他素材製品より安価で
ご提供できるのではないかと考えています.
母型はとても重要でこの行程の出来が最終製品の仕上がりを左右しますが、
また、最終製品の中間的な存在である事も事実です。
コストパフォーマンスを考えても発泡スチロール製品の優位性があるといってもいいでしょう。

bottomnav_o

Copyright© 2010 発泡スチロールの各種加工。写真・イラストでも形にする職人的な会社です All Rights Reserved.